旅には絞りの着物

京都に海があるというと驚かれる方がいます。京丹後といえば丹後縮緬の産地。天橋立がある神話の地でもあります。
また海の京都として、初夏の鳥貝、
初冬のブリに松葉蟹、昔ながらの製法を守っている酒蔵など、見どころグルメと盛りだくさんです。

縮緬の産地見学も兼ねて、お泊まりの旅にて、お客様をご案内する時は、車の移動となりますので、絞りの着物を着ます。

軽くて温かく、何よりもシワが気になりません。それに足袋に草履は、どんなに歩いても疲れませんし、履いたり脱いだりする時の煩わしさがありません。

車の乗り降りの際に、少しの心がけで美しい着姿に直すこともできますので、いいことづくめですね。

翌日は、帯を替えて、装いに変化をつけます。

帰宅して帯を解いた時、嫌な疲れがなく、むしろ心地いい疲労感。帯がしっかり体を支えてくれているからなのでしょう。
思い出とともに、次の出番に備えて、綺麗に整えて箪笥にしまいます

もちろん海外旅行の時にもオススメです。

天橋立