『染め帯のお柄を、お茶しながら相談する幸せなひととき』
女性同士なので、プライベートのことから、お喋りは尽きませんが、本題に入るとお互いの感性が行き交い、楽しさ倍増します。
呉服の世界は、男社会というと皆さん意外なお顔をしますが、職人さんもそれを経済で回す人たちもほとんどが男性。妥協を許さない厳しさを持った集団で動いていましたね。
それに引替え、女同士の和気あいあいとしたユル空間。
『こんなお柄を纏って欲しい』という男性目線もありがたいですが、『こんなお柄を纏いたい』
という、女達の想いもありまして…
なので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
絹を前にして、色と柄の希望を、先生の感性が受留めてくださいます。
まず鉛筆書きのラフスケッチから。
歳のことは置いておいて
それぞれ好きな着物を纏った2人が、大好きな布の手触りやら、お色、お柄のおしゃべりをしている姿は、幼い頃のままごとをしている笑顔と同じ。
そしてここから
出来上がる日に向けて
どのお着物と組み合わせようか
とか
最初に着て行く先のお出かけシーンとか
だったら帯揚げと帯締めは、ちょっとひねりを効かせようかとか
楽しみをふくらませて行くのです♡